「人に任せる」が苦手な方へ
この記事は、仕事やグループ活動において、以下のように感じることが多いに向けて書かれています。
- 自分でやった方が仕事が早い
- 自分のクオリティの方が高い
- 細かい不足点が気になる
- 仕事が遅い人に厳しくしてしまう
「人に任せる」が苦手な方はぜひ読んでみてください。
「人に任せる」が苦手な人の特徴
以下のような考え方に覚えはありませんか?
- 成果を他の人に取られると悔しい
- 自分の有能さを示したい
- 人に無能と思われたくない
- 自分の立場を尊重して欲しい
- 人に迷惑をかけたくない
- 物事を常にコントロールできる範囲にしておきたい
このような考え方を持っていると、人に任せるのが苦痛になりやすいと言えます。
「人に任せる」が苦手な原因
「人に任せる」が苦手な人の特徴として、過去に以下のようなことに思い当たりませんか?
- 両親に厳しくしつけられた
- 長男長女的な期待を背負って来た
- 大きな挫折を経験したことがない
- 成功しても達成感がない
- 人に羨ましがられる立場でも満足感がない
そのせいで自己肯定感が低かったり、他者の理想を重要視し過ぎてないか注意が必要です。
「人に任せる」が苦手な人へのアドバイス
「人に任せる」が苦手な状態から、上手な状態になるためには今まで「経験してこなかったこと」「避けていたこと」を経験する必要があります。
自転車に乗れなかった子供が乗れるようになるためには、今まで経験してこなかった「怖いこと」を「大丈夫だった」経験へ変えてやる必要があるのです。
以下の行動を参考にしながらぜひ挑戦してみてください。
手放しチャレンジ
あらかじめ恥をかく
「人に任せる」行動をする前にブレーキがかかる理由の一つは、その出来が悪いことで誰かに「笑われる」「怒られる」「見放される」恐れを感じることです。
そのことを逆手にとって、任せる前に「仕事の出来が最悪で自分が恥をかいている」所を想像し、その時に感じる「恥ずかしさ」や「怒り」の感情を感じておいて慣らし運転しておくと良いでしょう。
そうすることで実際には、想像よりかなりいい出来であったり、より良い感情で相手とコミュニケーションすることが出来ます。
より大きな目標を掲げる
「人に任せる」がなかなか出来ないとすれば、「できる範囲で仕事をしてしまう」ことがひとつの要因かもしれません。
より大きな理想や目標を掲げてみて、自分の無力さ、ちっぽけさを感じてみてください。
その上で、不器用ながらも手助けを借りられることのありがたさ、優しさを感じることができるでしょう。
「自分には出来ない/向いていない」と言ってみる
余計なプライドが邪魔してついひとりでやってしまう場合、任せる前から「出来ない」「向いていない」ことを口に出して言っておくことで任せやすくなります。
実際に出来ないのか、向いていないのが事実かどうかなど誰も気にしていません(笑)。
普段からプライドを下げて弱音を吐く練習をしておいて、人にお願いする際にさらっと「私よりあなたの方が向いてるから」と付け足してみましょう。相手はそのことで勇気づけられます。
あなたにしか出来ないことに集中するために
なぜ「恥をかく」「ちっぽけさを自覚する」「弱音を吐く」のかといえば、あなたはそういう「目先の嫌なこと」を受け入れてまでも、あなたにしか実現出来ないミッションがあり、待っている人がいて、そこにこそあなたの時間やリソースをかけていく必要があるからです。
そのために他の人に任せられることは任せてしまった方が、実現も早いし、全体の生産性も向上するのです。
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