「うつ」な自分を愛するということ

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先日、プロテニスプレーヤーの大坂なおみさんが、自身の「うつ」を告白して話題になっていましたね。

その勇気に感銘を受けて、
僕もすごく個人的な「うつ」体験について書いてみたいと思います。

ちなみに現在は奥さんのあやみんや、
彼女のご両親の理解と協力のおかげで、
環境を変えてあまり切羽詰まることがないように暮らせています。

なので、逆に意外に思われる方もいるかもしれませんが、
ひとつの事例としてでよければ最後までお付き合いください。


そもそも僕が心理カウンセリングやセラピーを仕事にし始めたきっかけは、小さい頃からの内向的で繊細な性格による様々な「生きにくさ」からでした。

いま思うに僕は、典型的なHSP(繊細すぎる)の感性と、ADHD(落ち着きなく衝動的)な性格で、いじめや劣等感に苦しみながらも、それなりに愛されて育ってきました。

そんな人生の中でも特にきつかったのは、
年を経てそうした自分の特性を時間をかけて受け入れ、時にしでかしてしまう自分をわりと好きになり(笑)、自分の「好きなこと」「得意なこと」を仕事にできて、幸せな家庭をもってある程度のお金と時間の余裕を得たにも関わらず、


それでもどうしてもぬぐえない劣等感を埋めるために、
無知蒙昧に時間とお金を浪費してしまっていたことでした。

▲他にも僕の失敗から得た起業の仕方についてはここに沢山載っています(笑)

そうして気がつくと、いつしか僕は
「生活のため」「お金のため」「家族のため」に、
「男として」「大人として」「父として」責任ある立場として、
なんとしても頑張ってお金を稼がなければ生活が成り立たない、
という苦しい状況に陥っていました。

その状況をこれ以上悪化させないために、
寝てもさめても常に100%以上の力で頑張り続け、
正直な弱音を誰にも吐けず、奥さん意外誰にも悟られないよう、
底をついた気力もふり絞って平静を装う。

そんな状態がしばらく続きました。

でもそんな気力が永遠に続く訳もなく、
気がつくと僕は、
自分の仕事が好きなのにもう頑張れない、
奥さんや両親に心配され迷惑をかけて
助けを借りなければ立ち行かない、
という状況に
自分自身を追い込んでしまっていました。

その過程で過去、僕の器の小ささから傷つけてしまったり、
信頼を失って離れていってしまった友達やクライアントさんには、
いまも申し訳なく謝りたい気持ちがあります。

傷つけてしまって、がっかりさせてしまってごめんなさい。

また、そんな逃げ場のない、どこにも助けのない状況を少しでも変えたくて、
ある日藁にもすがる思いで近所の心療内科の扉をくぐったことがありました。

先生に現状をありのまま話して「うつ」の診断が出た時、
僕は正直心が軽くなり、暗闇の中にひとすじの光明を見出した気持ちでした。

「現状に正直になってきちんと休めば、症状に対処さえすれば、また回復できる。
 以前のような自分を取り戻すことができる」

そんな希望を感じながら、久しぶりに笑顔で帰宅しました。


でもその時期の夫婦関係は今とは少し違っていて、
頼りない僕の状況に彼女も少なからず失望していただろうし、
そんな僕を経済的にも精神的にも助けられない自分自身に、
ずっと焦りやいらだちを抱えているような状況だったと思います。

僕が心療内科にかかって「うつ」の診断を受けたことを、
その当時彼女は僕の「逃げ」と取って、怒りをあらわにしました。

その後彼女も時間をかけて僕の状況を受け入れ、
うつの症状についても学んでくれて、

精神的にも経済的にも自立できる道を自ら歩んでくれたおかげで、
状況は少しずつ改善し、僕ら夫婦や家族の絆は前以上に固くなったと感じています。


幸せが感じられる時間を少しずつ取り戻し、
愛を溢れるほど降り注いでくれている彼女や子どもたち、
困ったときにこそ僕らを信頼して見守ってくれている僕の両親、
僕らだけでは手が回らない家事や育児を進んで受け持ってくださっている彼女の両親に
感謝の気持ちでいっぱいな現在ですが、
当時のカオスな状況を、今でもフラッシュバックのように思い出すことがあります。

今は焦らず少しずつ自分を癒やし愛して、
元通りとはいかなくても、少しずつ新しい自分に
変化していく道の途中なのかなと思っています。

なので焦って無理やり遠くを目指さずに、
一歩一歩目の前の幸せを感じながら、
日々少しずつその幸せを深めて
やりたいこと、できること、求められていることを、
少しずつ愛で満たしていきながら
進んでいけたらと思っています。

どうか今後もそんな僕たちのことをあたたかく見守って頂ければ嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

2021年6月吉日

白石 新


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